小回りがむしろ味方になったダノンレジェンド/JBCスプリント・川崎

2016年11月04日(金) 18:00

撮影:高橋正和


陣営にとっては1年越しの悲願成就

 前走東京盃では内枠が仇となり、重賞を使われるようになってから初めて馬券圏内を外したダノンレジェンドが、今回はまた不運にも最内枠に入ってしまった。3番人気という評価はそれゆえだろう。コーナーがきつく難しいといわれる川崎コースであれば、なおさらのこと。

 しかし今回、決していいスタートとはいえないまでも、まずまず互角のスタートを切ったことで、コーナーのきつい小回りコースが、逆にダノンレジェンドに味方することになった。

 ハナ争いは、ソルテかコーリンベリーかと思われたが、ダノンレジェンドも出遅れずにスピードに乗ってしまえば速い。ソルテもいつもどおりの好ダッシュを見せ、大外枠のコーリンベリーは早々とハナをあきらめた。おそらく、さきたま杯でソルテと競り合って失速したことを思ってのことだろう。

 1コーナーまで・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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