2016年11月11日(金) 18:01
それがまた2014年から再びデイリー杯2歳Sの方が後に組まれることになった。1996年に牝馬限定の「ファンタジーS」が11月の初旬に創設されて以降、「牝馬」は、ほぼ同時期に行われる2つの重賞のどちらに出走するか、距離1400mと、1600mの適性と、相手関係しだい。しかし、今年は牝馬が「5頭」もいる。
1996年以降の最多が「3頭」だったから、今年の牝馬はかなり強気な馬が多い。先週のファンタジーSではなく、男馬相手の1600mを選んできたのである。もっとも、ノーザンファームの生産「牝馬」が4頭もいるから、これは断然人気で勝った先週のミスエルテ(父フランケル)を避けての使い分けとみるのが正解だろうが、1600mに注目の牝馬が5頭も出走すると、12月の「阪神JF1600m」の手がかりが増えることになる。
420キロ台の小柄な体つきは、今年のオークスを制した近親のシンハライト(父ディープインパクト)と同じ。ディーパワンサの母ポロンナルワ(その母シンハリーズ)は、シンハライトの半姉であり、ディーパワンサの父はディープブリランテ(その父ディープインパクト)なので、シンハライトと、ディーパワンサの血統構成図は非常に良く似た形になる。
シンハライトはオークスまでに距離1400mは1戦しか出走しなかったが、ディーパワンサも1400mは1戦で切り上げた、という形を取るのだろう。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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