新旧勢力が激突!チャンピオンズC有力馬追い切りチェック!

2016年11月30日(水) 18:00


ダート無敗のアウォーディーは!?

 先週のジャパンカップ。あれほどまでにキタランブラックが楽に逃げることができるとは予想できませんでしたが、◎サウンズオブアースは全力を出し切って2着。流れが向けば勝つことができたか、これは不明ですし、もう少しペースが速いレースになったにしても、キタサンブラックと最後に馬体を併せることができたとしても差せていたかは微妙。なにせ、そんなシーンで粘り込みを見せたのが、天皇賞(春)であり、宝塚記念ですからね。上位3頭は有馬記念へ向かいますが、かなり楽しみなレースになりそう。これにサトノダイヤモンドが加わって、どんなレース展開になるのか。今度こそ、キタサンブラックにとっては厳しいレース展開になってくるのではないでしょうか。とにかく暮れのグランプリが楽しみです。

 今週のチャンピオンズカップもそんな気持ちでした。ダート無敗のアウォーディーに対して、新旧勢力が激突。わくわくするようなメンバー構成ですが、既にニュースになっているように、ホッコータルマエやタガノトネールが出走することができません。私の耳には調教時間中に入ってきましたが、ちょっと寂しいというか「いかに無事にゲートインさせるか」これが馬に携わる人からすれば、本当に大事なんだなということを思い知ったような気がします。2頭の回避は残念ですが、それでもやっぱり面白いメンバーですよ。

【チャンピオンズC/アウォーディー】

 JRA競走には今年のアンタレスS以来の出走となります。レース間隔はそのアンタレスSと同じ中3週。そことの調教比較をしていくと、追い切り本数は当時よりも1本多い5本。すべてCWでの追い切りという点は全く同じです。アンタレスSでは最終追い切りのみ併せ馬でしたが、今回は1週前追い切りも併せ馬。そういった意味で、全体的な調教内容としては、今回の方が明らかに強い負荷と考えてよいでしょう。

 それは時計面にも表れています。終い重点だった・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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