枠順抽選から白熱している今年の有馬記念

2016年12月23日(金) 18:00


◆キタサンブラックは今回のテーマも展開

 枠順抽選でキタサンブラックが1番枠を引き当て盛り上がった今年の有馬記念。さらにゴールドアクターが2番枠を引き返して、さらに白熱してきた。  キタサンブラックは今回突出した1番人気だろう。これまで展開を味方にしてきた馬だけに、今回のテーマも展開。マルターズアポジーがいるので控えて2番手になる可能性はある。それ自体は問題だが、ラップを他人にゆだねることがリスク。この馬にとって最悪なのは前半スローでレースの動き出しが早いパターン。それを意識しているジョッキーが他馬の中にどれだけいるか。

 ゴールドアクターはキタサンブラックをひたすらマークでいいだろう。向正面中ほど、残り1000mから並びかけにいけば持続力勝負でこちらが有利になるが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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