2017年01月13日(金) 12:00
◆さらなる成長を感じたミッキーロケット
年度代表馬はキタサンブラックとなりましたね。サトノダイヤモンド・モーリス・キタサンブラックで分け合う形となり、最終的にはモーリスなのかな?と個人的には思っていたので、正直この結果にはちょっぴり驚きもありました。
しかしながら毎年のことですが、レースにおけるポイント制ではない点や、海外での勝利をどう見るか?何を持って年度代表馬となるのか?など、人によって物差しが違うので、そのあたりが表れてくるのでしょうね。
確かに2016年の国内の競馬を振り返ると、キタサンブラックがいろいろな意味で競馬の中心となりレースを沸かせたのも事実。となると、イコール年度代表馬と考えた方も多かったのかもしれません。
さて話は変わり、先週のシンザン記念は、驚きの内容&結果でした。
レース後の勝利インタビューで高倉騎手が、乗り方1つで変わると思うと話していましたが、これまでを振り返っても、確かに先行では甘くなってしまうキョウヘイが、差しに徹することで素晴しい末脚を披露。
多くの馬が戦歴の浅い明け3歳ということで馬にとっても騎手にとっても未知な部分が多い中、豊富な経験とデビューから乗り続けているからこそと思わせる騎乗振りが活きての結果に、レース後ジ〜ンと胸打たれるものがありました。
さぁ今週は中京も開幕となりますが、中でも注目の1戦は日経新春杯。
明け4歳馬ではミッキーロケットにさらなる成長を感じましたし、ひと叩きされているカフジプリンスも魅力。また浜中騎手がポテンシャルの高さを非常に評価しているシャケトラもアナドレナイ気もします。
特にミッキーロケットに関して言えば、夏から秋にかけて使いづめの過程となり、菊花賞ではおつりがなかったところもあり、それも要因で終始モタレテ走っていたようにも。
今回は和田騎手の進言もあり、リングにハミを換えての参戦。見た目にも首まわりの太さが増しており、担当の橋本助手も、「普段のキャンターにおいても、秋まではフワーと乗れていたのに、今は結構かきこんで走るので抑えながらコントロールしている。力がついている」とのこと。状態においても、「動ける体勢にある」と、レースを楽しみにされていました。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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