2017年02月03日(金) 19:00
◆期待値の高いコースで爆発を待つ
先週は「大雑把な系統分類でも傾向が出る現象」こそが血統の特徴を示す、と書きましたが、先週の京都芝ではその典型例ともいえる現象が発生しました。
1月28日の京都5レースはクリンチャーが単勝244倍で逃げ切り勝ち。同馬の母父は「ロベルト系」。
母父ロベルト系の逃げ馬といえば、天皇賞春を逃げ切りで勝ったイングランディーレ、ビートブラック。2頭はともに逃げていなかった馬。クリンチャーも前走は逃げていなかった馬。表現は悪いですが、人気薄でヤケクソ気味に逃げると、突然能力が爆発するのもロベルト系の特徴。
そういえば、アイルハヴアナザーは母父がロベルト系。産駒も芝の中距離で突然逃げて穴を出す機会は今後もありそうです。昨年の12月23日にはマイネルズイーガーが突然逃げて単勝23倍で勝ってました。
とはいえ、突然逃げることを読むのは、馬券を当てるのと同じぐらいの難易度。現実的には・・・
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亀谷敬正
血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。⇒ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中
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