2017年03月25日(土) 18:00
◆高速ではない標準的な芝コンディション
中京1200mの勝ちタイム予測は困難をきわめたが、コース改修後6年目の今年、ようやく収まるところに落ち着きそうに思える。
改修直後の2012年はまだ路盤も柔らかかったためか、カレンチャンの勝ちタイムは「1分10秒3」だった。他場のように高速決着を求めるものではなく、「少しタフな芝コンディションを目ざしたい」のコメントが聞かれた。
しかし、そのとき1分10秒4の3着だったロードカナロアが快勝した翌2013年は、一変してレコード「1分08秒1」となり、2014年は不良馬場で基準外だが、1年置いた2016年は、なんと超高速の「1分06秒7」だった。良馬場で初年度から「3秒6」も走破タイムが短縮されたのである。さすがにこの週はやりすぎで、芝1200mは500万下も、1000万下もレコード決着だった。
今年は第1週の1400mで1分19秒6のレコードが生まれ、先週のファルコンS1400m(3歳)が改修後最速の1分21秒1。これにG1の週仕立ての整備が行われたら、また昨年と同様かと懸念されたが、土曜日午前中の未勝利戦の結果から推測すると、硬い馬場ではない。推定「1分07秒6-8」ではないか、と思われる。高速ではない標準的な芝コンディションである。
ただ・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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