オークスは桜花賞組の巻き返しを取るか、別路線組を取るか

2017年05月19日(金) 18:00


◆ハーツクライ産駒を重視したい

 今年は桜花賞馬に明らかな距離不安があり、他馬にもチャンスがある年。桜花賞組の巻き返しを取るか、別路線組を取るか、いずれにしても切り口の選択肢は多い。

 桜花賞馬に敬意を表してレーヌミノルから。ダイワメジャー産駒にも距離をこなす馬はいるのだが、オープンで2400mに勝つ馬というとなかなかいない。その意味で今回はかなり厳しい一戦だ。ただここ30年で見るとオークスで4番人気以下にしかならなかった桜花賞馬というのはすべて2着か3着に来ている。馬鹿にしすぎも考えもので、人気がないなら3連単の3着くらいにはつけておいたほうがいいだろう。  ソウルスターリングの前走は馬場状態が響いた感もある。良馬場ならばこの馬の良さが出るし、関東でのレースというのも桜花賞に比べてプラス。距離は母を考えると大丈夫だが・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す