混戦と言われる今年のダービー

2017年05月26日(金) 18:00


◆皐月賞が波乱だったことが、ダービーを難しくしているひとつの理由

 混戦と言われる今年のダービー。上がり馬アドミラブルが大外を引くなど枠順の有利不利も絡み、さらにややこしくなりつつある。  皐月賞が波乱だったことが、ダービーを難しくしているひとつの理由だ。皐月賞馬アルアインはもともとマイルにこだわっていた時期があるので、距離が不安とも思われているのだろう。ただ位置は取れる馬だし、距離も先週のレーヌミノルのようなレベルの不安というわけではない。枠も内半分を引いたし、なんらかのシルシは必要かと思う。  ペルシアンナイトはハービンジャー産駒のなかでは決め手もあるタイプ。皐月賞は持続力型の有利なレースだったと思うが、上がり偏重の競馬になってもある程度対応できそうだ。戸崎騎手とこのコースの相性も良い。  ダンビュライトは明らかにキレるタイプではなく・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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