絶対的な存在がいない今年の安田記念

2017年06月02日(金) 18:00


◆とにかくマイラーズC組は今回重視する必要がある

 絶対的な存在がいない今年の安田記念。また積極的にレースを引っ張るタイプの馬もいないが、前半が後半より1秒余計にかかった昨年のレースは安田記念の歴史全体でもかなり特別。出走頭数も今年のほうが多いし、平均からややスローくらいで考えておけばよいのではないだろうか。

 前哨戦のなかではマイラーズCが充実したメンバー構成だった。久々の勝利を得たイスラボニータは位置も取れるタイプだし、今回ももちろん有力馬の1頭。ただ勝ちきれないタイプでもあるので、単勝や1着付けはちょっと躊躇する。  そのマイラーズCで2,3着だったエアスピネルヤングマンパワーはその前の東京新聞杯も含めてスローペースで損をしてきた立場。今回少しでもレースが流れれば前進の可能性がある。特にヤングマンパワーは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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