【5月のレース回顧・2】シンガリ人気でしてやったり!波乱演出の舞台裏

2017年06月06日(火) 18:00

小牧太

今回の『太論』はルドルフィーナでの勝利と、なんとシンガリ人気で勝利したローズプリンスダムについて語ってくれました!

前回に続き、5月のレース回顧です。前回「情けない競馬をしてしまった…」と反省しきりだったルドルフィーナでの勝利、そして、シンガリ人気で勝利をもぎ取ったローズプリンスダムの走りについて、道中の心理も含めてじっくりと振り返ります!


失敗を経ての勝利、本当にうれしかった

──今回も引き続き、5月のレース回顧を。5月21日、京都8R(500万下)のルドルフィーナが、昨年6月の未勝利戦に続き、小牧さんで勝利。逃げ切りでしたね。

小牧 ルドルフィーナは、前回(5月7日・京都8R)内が空いたのに、よう突っ込み切らんと、情けない競馬をしてしまったから…。勝てて本当によかったですわ。たまたま逃げる馬がいなかったし、今回も出遅れはしたけど1番枠だったからね。あの週は、この馬が一番自信がありました。

──馬にとっては初めての逃げる競馬でしたが、戸惑うようなところはありませんでしたか?

小牧 うん、なかったね。直線はもう必死やったけど、僕が(笑)。本来は逃げるタイプではないし、控えていったほうが持ち味が生きる馬だと思う。

──これまでコンビを組むこと6戦、いろんな競馬を試されてきました。

小牧 口が利かんことがあったり、ちょっと乗り難しいところがあるから。なんせ内ラチから離れない。でもまぁ、内ラチを頼らせたほうが、人間側も余裕を持って乗れるね。力があるのはわかっていたし、前回の失敗があったから、今回は本当にうれしかったです。もう少し絞れそうな気もするんで、上積みがありそうやね。

──続いては、鳳雛S(5月21日・京都10R・3歳オープン)のローズプリンスダム。シンガリ人気とは思えない強い競馬でしたね。

小牧 前に行ってほしいとの指示だったんやけど、出遅れてしまってね。だから・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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