エプソムCは4歳馬とリピーターの戦い

2017年06月09日(金) 18:00


◆内枠の実績馬にも注意が必要

 エプソムCは近年、かなり堅いレースになっている。また4歳馬の強さが目立つ。収得賞金が半分になってもなお重賞に出ようというグループなので、以前よりもさらに信頼度は高まっていると言えそうだ。

 人気で4歳馬といえばアストラエンブレム。これまでグレードのつく重賞は3回出走してすべて4着。グレードがつく前のサウジアラビアロイヤルカップが3着。他のレースはすべて連対しているだけに「クラスの壁」がやや心配だが、近況を考えるとGIIIなら通用すると考えるほうが自然だ。

 エプソムCとは相性の良くないメイS組だが、前走の時点でハンデを背負い、斤量減でこのレースに臨むというのはあまり無いパターン。かなり決め手のある馬だし、ここで全く伸びないという形は考えづらい。

 そのアストラエンブレムに前走で先着しているタイセイサミットも4歳馬。ただ・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す