2017年08月16日(水) 18:00
◆自らの生きる道は自らの能力で示すしかない
栗東を拠点にする記者が関東馬を取り上げることはめったにないのだが、レアケースで一度取り上げたのが、今年のダービー馬レイデオロの全弟レイエンダ(藤沢和)だった。先月30日の札幌芝1800メートル新馬戦では前評判にたがわぬ、スケールの大きな走りを見せてくれたのだが…。ご存じの通り先週、骨折が判明した。秋にデビューした兄に対し、こちらは夏のデビュー。成長のスピードはそれぞれ違うだろうが、どうしてもそのあたりに“原因”を求める声が出てきそう。しかし、見方を変えれば、来年のクラシックにはまだ間に合う時期のトラブルではある。「災い転じて福となす」ことを願いたい。
またレイエンダ同様、POGで大きな注目を集めていたグレートウォリアー(牡=父ディープインパクト、母プラウドスペル・藤原英)も夏のデビューを見送り、ノーザンファームしがらきへ放牧へ。こちらはヒザ部分に若干のむくみがあり、無理をしないことになったようだ。
「大きな馬で、まだ緩いところがあった。幸い脚元は深刻な症状ではないし、この休みで必ず成長して帰ってくるはず。秋のデビューになると思うけど、走ってくる馬だから」とは田代助手。こちらもしばしの休養がいい方に出ることを願う。
そのスケールの大きさから、レイエンダ、グレートウォリアーなどは来年以降の活躍を嘱望されているのに対して・・・
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