2017年09月22日(金) 12:00
◆レイデオロは当日の雰囲気により注目すべき
つい先日、雑誌「Number」から書評の依頼がきました。主人公が女性騎手ということもあり、お声がかかったと思うのですが、書評を書くのは人生初。1000文字程度ゆえ原稿量としては多くはないのですが、なにぶん初めてゆえ、書き上げるまでに気力・体力を消耗…歳を感じました。
しかしながら今回の経験によって、書評とは、感想文でもなければ、説明文でもなく、「いかに手にとって読んでみたくなるか?」が重要であることに気づけ、今後、雑誌などで紹介される書評や書店で目にする店員さんのコメントを目にする楽しみも生まれ、やはりいくつになっても、経験することの大切さ・有り難さを感じました。
さて話は変わり先週の3日間開催、台風が心配されましたが、開催されてホッとしました。
このコラムでも触れたローズSですが、和田騎手騎乗のラビットランが前走に引き続き、直線一気の脚で勝利となりましたね。
道中、ペースが流れたこともありましたが、芝のキャリア2戦目&このメンバーでの内容には、楽しみが広がるものでしたし、和田騎手にとっては、春モズカッチャンで良い競馬をしてきた中での乗り替わりとなった経緯もあっただけに、この勝利は大きな喜びがあったように思えます。
本番となる次は、内回りコースに加え1ハロンの距離延長と条件的には厳しさが増すようにも思えますが、和田騎手とのコンビでGI制覇まで突き進んでほしいなぁと願う気持ちにもなる勝利でした。
さて一方、人気を背負ったファンディーナは、道中の運びまではよかったものの、最後はバタッと止まる結果に。春とは一変してのソフトな仕上げでの22キロ増もあったように思えますが、この1戦でどう変わるのか?本番での姿に注目です。
さぁ今週は、ダービー馬が始動となる神戸新聞杯。レイデオロは休み明けの今回が初輸送競馬となり、その点が1つクリアしなければならないポイントとも思えますし、当日の雰囲気にはより注目すべきだと思えます。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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