心身両面の進展が窺え本格化/スプリンターズS

2017年09月30日(土) 18:00


◆タフなタイプが多い豪州産のスピード型

 フランスの凱旋門賞は、サトノダイヤモンドに大きな不利となる「渋馬場」が避けられそうもない予報だが、スプリンターズSの中山は、良馬場に恵まれる見込み。人気馬の中では、セイウンコウセイネロあたりは他馬が苦にするだけに、むしろ重馬場になって欲しいくらいだが、スピードと切れ味のスプリント勝負。ほかは良馬場を望んでいる。  とくにはっきり重馬場下手は、大跳びの牝馬メラグラーナ(父ファストネットロック)。4歳秋の京阪杯では、重馬場のため1番人気で14着に失速している。セイウンコウセイの快勝した今春の高松宮記念の渋馬場(実質重馬場)でも、10着に沈んでいる。  そのメラグラーナ、前回のセントウルSは4着止まりだが、内枠で流れに乗れず4コーナーでは後方でもたつき、凡走は避けられない状況だったが、残り1ハロン手前あたりから馬群を割って猛スパート。レース上がり33秒7に対し、自身の上がり「32秒4」。勝ったファインニードル(好位から抜けて上がり33秒4)の0秒2差に突っ込んだ。上がり32秒4だが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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