馬場と脚質が鍵になりそうな天皇賞秋

2017年10月27日(金) 18:00


◆同じ人気大敗馬ならばキタサンブラックよりこの馬

 今年の天皇賞秋で気になるのは、やはりキタサンブラックの取捨。個人的には△をつける一方で、馬券的には重く組み入れない方向でいこうと思っている。

 理由のひとつは、天皇賞春に出走した馬たちの不振。その後連続で結果を出し続けている馬がいないことを考えると、なんらかのダメージが蓄積していてもおかしくはない。もうひとつの理由は人気落ちしないことで、リスクはあるのにリターンはあまり増えない(単勝オッズはそれなりにつく1番人気だろうが)ことを考えると、ギャンブルとしては歓迎できない。

 むしろ、同じ人気大敗馬ならば今回人気落ちする度合いから・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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