若さに注目したくなるアルゼンチン共和国杯

2017年11月03日(金) 18:00


◆4歳馬の強いレースだが今年は不在

 アルゼンチン共和国杯はハンデ戦といっても荒れやすいわけではない。つい考えてしまうのが「軽いハンデを利して格下の馬が好走する」という形だが、もはや前走1000万条件組くらいでないと過小評価になることはなく、今回は同組不在。むしろGI組や斤量を背負う組のほうが買いやすいレースだ。

 4歳馬の強いレースだが今年は4歳不在。となると若さで3歳馬に注目したくなる。ダービー2着馬スワーヴリチャードは唯一の前走GI組ということもあり、当然重視が必要だ。ただ過去の例だと3歳馬は意外と勝ちきれないので、アタマ付けとは決め打たずに惜敗パターンも想定したい。  セダブリランテスは3戦3勝ということで期待したくなるが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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