不屈のカネヒキリが残した産駒に注目/チャンピオンズC

2017年12月02日(土) 18:00


◆スピードあふれる3〜6歳馬に分がある

 中京の1800mに移って3年、一段と難しくなった印象があり、1番人気馬の敗戦は5年連続にまでのびた。

 中京のダートで好走実績のない馬が多い。今年も、中京ダートで勝った記録があるのは、短距離を含めても、わずか4頭だけ。各馬とも経験は少ない。

 また、ダート重賞となると、知らずのうちにタフで丈夫なベテランに目がいくことになるが、このGIは、ジャパンCダート時代から通算17回、実は7歳以上の実績上位のベテランが勝ったことはない。17年間、7歳以上馬は【0-1-2-37】であり、これも難解な結果をもたらす要因になる。少し関係するが、フェブラリーSもGIになって以降、過去21回、7歳以上馬が勝った記録がない。統一GIを数多く勝ったダートチャンピオンは、ホッコータルマエ、コパノリッキー、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、など、確かにタフなベテランばかりだが、7歳になってからJRAのGIを勝った馬はいないのである。

 今年、人気上位の・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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