2017年12月06日(水) 18:00
【特注データ】〜レースデータより〜
よく知られているのが、ファンタジーSに代表される「前走芝1400m戦組」が弱いということ。芝1200m戦組とは違って、まったく来ないわけではないのだが、それでもトータル[2-4-6-64]で連対率7.9%と、その信頼度は低空飛行だ。やはり、前走で芝1600m以上戦を使われてきた組を重視すべきで、それはデータにもハッキリ現れている。
その好調な「前走芝1600m以上組」のなかでも素晴らしいのが、そこで速い上がりを繰り出していた馬たち。阪神ジュベナイルFで好走した馬のほとんどが、前走で「2位」以内の上がりを使っている。これが3位以下となると、[1-1-1-27]で複勝率は10.0%にまでダウン。まとめると、「前走芝1600m以上の距離で上がり3F順位が2位以内」が、好走の必要条件といえる。
あとは、当日5番人気以内であるかどうかもチェックしたいところ。「前走芝1600m以上の距離で上がり3F順位が2位以内」かつ「当日5番人気以内」という条件を満たした馬は、トータル[7-4-2-16]で連対率37.9%、複勝率44.8%という高信頼度で、回収率ベースの数値も優秀。netkeiba.comの予想オッズから、この特注条件をクリアしそうなソシアルクラブとラッキーライラックの2頭を、特注データ推奨馬としたい。
【コース総論】阪神芝1600m外 Aコース使用
・コースの要所!
★内枠の信頼度がやや低め。馬番1〜6番の評価は少しだけ割引が必要かも。
★先行勢と中団待機組が拮抗も、上がり上位の好成績から差し優勢と判断。
バックストレッチの2コーナー寄りからスタートする、阪神芝1600m外。3コーナーにかけてはゆったりした上り坂で、それを下って最後の直線へ向かう。さらにそこにも急坂が待ち構えるという、アップダウンのかなり大きなコース。先行勢が楽をできるコースではなく、最後の直線も約474mと長いので、中団からの差しが決まりやすい。
なかなかクセのあるコース形態のためか、人気別成績では穴馬の活躍が目立つ。とくに優秀なのが・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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