人気のダノンプレミアムをマーク、名門出身のあの馬から/朝日杯FS

2017年12月16日(土) 18:00


◆ダノンプレミアムもクラシック候補になって不思議ないが…

 28日の「ホープフルS」2000mを展望するグループと、この阪神1600mに出走した馬はまだ路線を決めたわけではなく、コース(場所)を優先させて地元を選んだ陣営もある。

 さすがに最近は少ないが、グレード制が敷かれた1984年以降、1600mの朝日杯(同条件の阪神JFを勝ったウオッカを含む)を勝って、のちに日本ダービー馬となった馬が6頭も存在するから、レース内容によってはこのあとクラシック路線に展望を広げる陣営もいるはずである。

 人気のダノンプレミアム(父ディープインパクト)は、大とびでまだ不器用に思わせるフットワークや、4代母の半兄ロイヤルパレス(父バリモス)が、英ダービー、2000ギニー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、コロネーションCなど11戦9勝の名馬であることを考えると、たまたまマイルに1分33秒0の2歳コースレコードを記録したが、血統面でも全然マイラーではない可能性さえある。内容次第ではクラシック候補になって不思議ない。

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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