名牝シーキングザパールと似た色彩がある/フェアリーS

2018年01月06日(土) 18:00


◆不利に思われる外枠だが危険は少ない

 注目のテトラドラクマ(父ルーラーシップ)が、ふつう中山の芝1600mではどうみても不利な大外16番を引いてしまった。大丈夫だろうか。

 最近のレース結果を見ると、昨17年は15番ライジングリーズン(10番人気)が勝ち、15年には15番ローデッド(8番人気)が2着。14年にも15番のニシノアカツキ(10番人気)が2着に突っ込み、13年には14番のサンブルエミューズ(2番人気)が写真判定の3着に入っている。人気薄の伏兵が再三好走しているのである。

 考えられる理由は、1勝馬の多いこのレースは各馬に大きな能力差がある。そのわりにきついペースになりがちな中山のマイル戦、馬群がバラけることが珍しくない。外々をまわされる危険は少ない。能力があればロスなく好位、中団につけられる。

 また、キャリアの浅い同士、外枠のほうが馬群にもまれる心配は少ない。素質上位の馬が有利な内枠から好位を確保してしまうと外は不利だが、今年は内寄りの枠に有力馬は少ない。

 テトラドラクマは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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