2018年01月26日(金) 19:00
◆同じ短距離のレースとは求められる条件が違う
ダート短距離は「サンデーサイレンスの血」を持つことがプラスにもならず、マイナスにすらなるレースも多い条件。「芝のような速い上がり」を出すためのスピードが要求され難いから。逆にパワーが要求されやすい条件。
上記のようなレースの傾向は、血統の傾向にもモロに現れます。昨年のダート1200mも父サンデーサイレンス系は単勝回収率55%、複勝回収率66%(出走回数1568回)。
サンデーサイレンス系がパフォーマンスを落とすのとは対照的に、パフォーマンスを上げるのは、米国型血統。ホームページで無料公開している出馬表で「父米国型」と表記された種牡馬の産駒は単勝回収率82%。複勝回収率86%。馬連ボックスの回収率は120%。レース的中率は32%。サンデー系を軽視して、米国型を重視するだけでも年間プラスになってしまう条件。
このように、ダート短距離は年間全体の構造としては「米国型」血統が優勢になりやすい条件。しかし、根岸Sは例外的に・・・
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亀谷敬正
血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。⇒ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中
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