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新人騎手デビュー

2018年03月02日(金) 12:00



◆育てようと思う師匠がいてこそ羽ばたける新人騎手

 早3月。

 競馬の世界では新規厩舎&新人騎手の門出となり、新たな幕開けとなります。

 特に今年はかなり少なめ。

 この数年、競馬学校の騎手課程の紹介VTRや、模擬レースの際の司会などもさせてもらう経緯から何かと競馬学校との接点も多くあり、現状の話を聞いて驚きます。と言うのも私がデビューした当時は、騎手課程デビューは10人。それが今年は3人。

 またこれはトレセンの現場で話題となったことですが、数の減少は騎手に限ったことでなく、厩務員になりたいと志願する人の数も極端に減少傾向にあるとか…。

 その背景には給料体系の変化など様々な要因があると思うのですが、身近な人でも、「大手牧場では休みもシッカリと頂けるし、福利厚生の面でも充実している。また海外遠征での帯同など夢もあるのでトレセンで働くよりも牧場を選んだ」との声も。

 一昔前は競馬学校を卒業しても厩舎に入れず牧場待機組と呼ばれる方々が多く存在していたのに、いつのまにか状況は変わっているのです。

 しかも競馬の売り上げが悪くなく競馬ブームが来ているという表現をする人も多くいる中で…。

 さてその3人ですが、関東の山田騎手は、2人よりも年上。3度目の競馬学校受験で合格と、この舞台に立つまでの道のりは長く、その分、何に対しても最後まで物事を諦めない粘り強そうな若者です。また所属する小桧山調教師は模擬レースでの姿などもカメラにおさめ、非常に温かい眼差し。

 やはり育てようと思う師匠がいてこそ羽ばたける新人騎手。そういった面では素晴しい環境に身を置いている気がします。

 一方、関西からデビューとなる西村騎手は、とにかく面白い青年。騎手は気持ちの切り替えが大事な職業ゆえ、その点は新人離れした度胸を感じます。

 そして私と同郷である服部騎手は、3人の中では1番無口で控えめ。でもその分、しっかりと状況を見極めており、観察力や冷静さを感じます。ホッとすることに3人とも、土曜日・日曜日共に乗り鞍もある状況。

 是非とも皆さん、声援や今後の成長を共に見守っていけたらなぁ〜と思います。

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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