祖母の父サンデーサイレンス譲りの勝負根性で遅れを取ることはない/スプリングS

2018年03月17日(土) 18:00


◆ここで伏兵が好走しても、皐月賞まで追いかけては良くない

 最近4年連続して500万条件を勝ったばかりの伏兵評価の馬が勝っている。ところが、その4頭の本番「皐月賞」での成績は、「10、3、6、8」着止まり。

 過去10年、このスプリングSを最終ステップにして「皐月賞」で連対したのは、

▽15年 2着リアルスティール「共同通信杯1着→スプリングS2着」
▽13年 1着ロゴタイプ「朝日杯1着→スプリングS1着」
▽11年 1着オルフェーヴル「きさらぎ賞3着→スプリングS1着」
▽09年 1着アンライバルド「若駒S1着→スプリングS1着」

 の4頭だが、みんな路線の主要レースでそれなりの結果を残した「オープン格」の馬であり、それがスプリングSで「1番人気」に支持され、その人気に応えて好走したあと本番に出走した馬である。

 残念なことにここで急上昇した上がり馬として「皐月賞」に挑戦した馬は、本番では好走していない。

 一見、スプリングSの検討とは関係ないように思えるが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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