2018年03月21日(水) 18:01
▲浜中騎手との対談の最終回、佑介先輩を前に改めて語った決意とは
今回が浜中騎手との対談の最終回。「今日のこの時間を経て、自分で変わったなと思うところ、変えていきたいなと思っていることはある」と聞いた佑介騎手。本インタビューの掲載中に騎乗停止や落馬がありましたが、“気持ち”や“勝負の流れ”は、ジョッキーとして考えるところだそうです。そして最後は、佑介先輩を前に改めて決意を語ります。(取材・構成:不破由妃子)
佑介 今日はこの2年をじっくり振り返ってきたわけだけど、この時間を経て、自分で変わったなと思うところ、変えていきたいなと思っていることはある?
浜中 今までもこれからも、「少しでも速く走らせる」という軸は変わりません。そのためにどうするべきかは、毎回毎回考えながら、いろいろ試しながら、試行錯誤していくしかないんですけどね。変わったところは…、もっともっと人も馬も大事にしなければいけないと、より強く思うようになったことですね。もちろん、これまでも大事にしてたんですよ。でも、一生懸命走ってくれる馬がいて、そこに一生懸命乗っている自分がいて、そんな人馬に携わる関係者の方々がたくさんいて…ということを、もっともっと考えなくちゃいけなかったのかなって思うんです。
佑介 いろんな経験をすると、結局みんなそこにたどり着くんだよな。
浜中 そうですね。もうひとつ、変えていきたいところは、僕ってちょっとイメージ先行型の気がしているので、ちょっとそのイメージが崩れてほしいなと…。
佑介 どう崩したいの(笑)?
浜中 ん〜、たとえば、受け答えがちゃんとしてるとか、爽やかとか(笑)。全然そんなんちゃいますし。家族にもよく「お前はホンマに美化されてる」って言われるんですよ。
佑介 なるほど。たしかにハマのインタビュー記事とかを見たら、そういうイメージを持つかもな。俺も実際、そういう記事とかでハマの成長を感じたりするからね。ま、そのいっぽうで、普段とのギャップがものすごいんやけど(笑)。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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