好メンバーが集まった大阪杯、「中距離GIらしい決着」となるか?

2018年03月30日(金) 18:00


◆右回りと、道中の折り合いが鍵となるスワーヴリチャード

 大阪杯は好メンバーが集まったが、どちらかというと2400mがベターな感じの馬も多い。中距離GIらしい決着になるかどうかが焦点だ。

 スワーヴリチャードは右回りと、道中の折り合いが鍵だろう。前走にしてもぎりぎりのところで走っている。そういう馬だけに外国人騎手とのコンビは生きるが、外枠を引いてしまったので、結局折り合いの問題は解消しない。恐れず前走のように位置を取っていくのか、いったん引いて差し構えか、とる戦法にも興味がある。

 サトノダイヤモンドはもう少し距離があったほうがいいと思う。内回りコースだとこの馬の良さが生きない可能性も。ただ本来の能力が高いので、能力だけでどこまで進出してこられるか。逆に、ここで結果が出なくても天皇賞春で狙うべき馬にはなる。

 アルアインは能力の絶対値だと上記2頭に勝てないのかもしれないが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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