2歳女王に降りかかる不安なデータ/桜花賞

2018年04月07日(土) 18:00


◆あの馬の型破りなローテーションは実を結ぶか

「良馬場」が望める。先週からBコースに移って、日曜の3歳未勝利戦1600mで「1分34秒3(47秒2-47秒1)」の速いタイムが記録された。日曜メインのGI「大阪杯」2000mは前半スローだったとはいえ、後半の1000mは超高速の「57秒1-45秒3-34秒1」で決着している。速いタイムが出る芝である。

 人気のラッキーライラック(父オルフェーヴル)が、外から被される形を嫌って少し積極的に出る可能性がある。1番人気の先行タイプが主導権を握る位置を占めてしまうと、競らないから「ペースは上がらない」ことが多いが、どんなペースになるのだろう。

 種牡馬になったキタサンブラックは再三1枠で好走したが、桜花賞の1番は好枠とはいえない。1994年にオグリローマンが勝って以降、【0-0-1-22】であり、多頭数で外から被されてもまれることの多い内枠は、牝馬戦ではだいたいが有利ではない。この20年間、内の1〜5番枠の馬は・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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