2018年04月21日(土) 18:00
◆桜花賞組とは全く異なるローテーションが実を結ぶか
本番オークスの過去10年の3着以内馬30頭のうち、「18頭」は桜花賞からの直行馬。だが、この2000mのトライアル組も、昨年のモズカッチャン「フローラS1着→本番2着」など「9頭」もいる。イメージ以上に活躍しているうえ、桜花賞組よりはるかに人気薄の馬が多いから、本番の伏兵になる。
桜花賞のアーモンドアイを筆頭に上位馬は強力だが、2400mの距離適性で好勝負に持ち込める候補を探したい。すでに2400mを2戦【1ー0ー1ー0】の星を残すサトノワルキューレ(父ディープインパクト)は、牝馬とすればきわめて珍しい距離選択のローテーションだが、これは角居勝彦調教師の、改めての挑戦と思える。08年、角居厩舎の牡馬マゼラン(父クロフネ。ディアデラノビアの半弟)が、ダービートライアルの青葉賞に出走したとき、マゼランはすでに2400mを2分25秒7(2月の東京)で勝っていた。
青葉賞の勝ち時計に相当する好タイムなので、・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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