歴史的な勝ち馬の誕生に期待/天皇賞(春)

2018年04月28日(土) 18:00


◆ステイヤーズSのようなレースで長距離の頂点を

 春の天皇賞にあたるレースが最初に行なわれたのは、もう遠い昔の、1938年。それから80年。1970年代になるまでベテランホースの出走は非常に少なかったという歴史はあるものの、天皇賞(春)で「7歳以上」のベテランが勝った記録は一度もない。

 今春は、その一度も勝ったことがない7歳以上馬が、なんと半数近い「7頭」も挑戦してきた。7歳以上馬が7頭は、パッと手元のストックブックを見た限りでは、「ベテラン7歳以上馬」の史上最多出走記録になる。

 天皇賞(秋)2000mでは、2009年に8歳カンパニーが勝ち、1998年には7歳オフサイドトラップが勝っている。軽快なスピードや切れより、渋いスタミナが必要な3200mの天皇賞(春)の方がベテラン向きと思えるが、この春、7歳以上馬による歴史的な天皇賞(春)勝ち馬の誕生はないだろうか・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す