2018年05月26日(土) 12:00
◆データから見るとエポカドーロが最有力なのかなぁ?
さぁ日本ダービー。今年は大混戦なのか、それとも、ダノンプレミアムやエポカドーロが強いのか。どっちもアリだと思えるからには、やっぱり難しいレースなんでしょうね。
とりあえず、1988年から去年まで30年間のデータをいろいろ調べてみました。そのいくつかを列記してみます。
○皐月賞+ダービーの2冠制覇=9回(91年トウカイテイオー、92年ミホノブルボン、94年ナリタブライアン、97年サニーブライアン、03年ネオユニヴァース、05年ディープインパクト、06年メイショウサムソン、11年オルフェーヴル、15年ドゥラメンテ)
○皐月賞6着以下だった馬の優勝=2回(99年アドマイヤベガ=皐月賞6着、09年ロジユニヴァース=皐月賞14着)
○皐月賞不出走馬の優勝=6回(96年フサイチコンコルド、00年アグネスフライト、04年キングカメハメハ、07年ウオッカ、08年ディープスカイ、13年キズナ)
○朝日杯勝ち馬の優勝=4回(88年サクラチヨノオー、90年アイネスフウジン、92年ミホノブルボン、94年ナリタブライアン)
○皐月賞不出走馬で重賞勝ちが1つしかなかった馬の優勝=1回(00年アグネスフライト)
○重賞勝ちがなかった馬の優勝=2回(89年ウィナーズサークル、96年フサイチコンコルド)
○新馬勝ちできなかった馬の優勝=12回(そのうち1回は1着入線→降着=99年アドマイヤベガ)
○単勝4番人気以下の馬の優勝=3回(96年フサイチコンコルド、97年サニーブライアン、10年エイシンフラッシュ)
○前走とは違う騎手が乗った馬の優勝=0回(85年シリウスシンボリ=岡部幸雄騎手から加藤和宏騎手へ乗り替わり以来なし)
さらに、フルゲート18頭になった1992年以降、6、7、8、9、11、16番の馬は優勝していません。それらの馬番で最後に勝ったのは以下の馬たちです。
6番=86年ダイナガリバー(23頭立て)
7番=79年カツラノハイセイコ(26頭立て)
8番=87年メリーナイス(24頭立て)
9番=66年テイトオー(28頭立て)
11番=78年サクラショウリ(20頭立て)
16番=85年シリウスシンボリ(26頭立て)
1970年代後半から80年代にかけて勝ち馬が出ていた6〜8、11、16番はともかく、9番の馬は50年以上勝っていないんですね。
また、皐月賞より前に重賞勝ちしているのに、皐月賞に出なかった(ダノンプレミアムみたいな)馬がダービーを制した例は一度もありません。(ただし、毎日杯優勝馬を除く)
そして、青葉賞勝ち馬や、ダート重賞しか勝っていない馬の優勝がないことなども考慮してふるいにかけると、エポカドーロが最有力なのかなぁと思えてきました。
とはいえ、ステルヴィオやジェネラーレウーノなども捨てきれないし…。誰か当たる馬券を教えてくださ〜い!
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矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。
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