大きな死角も覚悟で挑戦してきた心意気に注目/宝塚記念

2018年06月23日(土) 18:00


◆日本のエース格は状態微妙、つけ入る可能性は十分

 土曜日の雨は少々影響しても、良馬場に近いコンディションが望めることになった。超高速馬場だった先週ほどは時計は速くないとしても、稍重で2分11秒4だった昨年より勝ちタイムは速くなるかもしれない。土曜日の前半はサトノダイヤモンド(ルメール)、キセキ(デムーロ)が人気を分けあって出発したが、これは鞍上の人気も大きく、当日の馬場状態によってはまだ変動しそうである。

 レイニーシーズンを狙って遠征してきた香港のワーザー(父はモンズーン直仔のタヴィストック。祖母はジャパンC優勝馬のジュピターアイランドの妹)にとって、願いの渋馬場にはならないだろうが、この挑戦者、・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す