2018年07月13日(金) 12:00
◆中継中に分からなかったことに出演者の1人として反省
先週の競馬は、いろんな意味で話題豊富でしたね。
何より驚いたのが、オジュウチョウサンの人気振り。グッズなどは長蛇の列だったとか。そしてゴール板前では歓声のみならず拍手も。
考えて見ると、平地未勝利だった馬が障害馬として無敵の強さを誇り、今回7歳にして平地初勝利を飾る姿には感慨深いものがありました。しかもその背には武豊騎手、そして温かく見守るファンの方々の声援と眼差しの光景には、素直にステキだと感じました。
現代の競走馬は生産の面や番組上のことから競走馬としての人生というかサイクルが早く、その馬の能力が体やメンタルの成長と一致しない馬も多く存在しそうで、たぶんモッタイナイということもあるような気が個人的にはします。
そう思うとオジュウチョウサンは、厩舎や石神騎手との巡り合わせにより新たな素質が開花され、再び7歳で平地競走に出走をして勝つわけですから、その1勝には重みや味を感じます。
オーナーはファン投票で選出される有馬記念への出走を楽しみにされている様子。今年の年末、どうなっているのでしょうね。
そして日曜日に同じ福島で行なわれた七夕賞、まさかの結果に…。
良馬場になったとは言え力のいる馬場であったことに加え、テンからスピードが速く、より持久力を要する競馬に。
勝利したメドウラークはこういった力のいる馬場を得意としますし、道中でサーブルオールが動いた時に、それに作ってもらった道に丸田騎手が誘導しており上手な競馬運びでした。
そして中継での画面ではまったく気づかず、オンエア後に知ったのが岩崎騎手の落馬。
画面からわかりづらかったとはいえ、中継中に分からなかったことに出演者の1人として反省です…。また岩崎騎手の状況ですが、現在もなお入院中とのことですが、今は一般病棟にうつり徐々に回復しているとのこと。
負傷箇所が頭部だけに今の状況には少しホッとしました。
今週は函館記念となりますが、注目は気性面での成長が4歳となりうかがえるトリコロールブルー。本質はマイルでパンパン馬場の方が良い気もしますが、前走は急仕上げとみてブレスジャーニー、そして2桁以上の大幅なマイナス体重変動がなければスズカデヴィアスと、このあたりのどれかを軸にしようと考えています。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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