アイビスサマーダッシュ、牝馬の扱い方

2018年07月24日(火) 12:00


◆3歳牝馬=51キロは過小人気になると妙味あり?

 サマースプリントシリーズは牝馬が強いことで有名だが、アイビスサマーダッシュについては、牝馬の中からどれを取るかという作業を慎重に行いたい。レース創設以来(今回のデータは以下同様)の牝馬回収率は単167%・複77%。単回収率はサンアディユの7710円が効きすぎており、複回収率で見るとごく普通の数字でしかない。複勝率は牝馬>牡馬なので牝馬重視自体は間違っていないが、結局はそこからの選別が問題になる。

 牝馬では、収得賞金で1キロ加増されている古馬(55キロ)がこれまで[2-0-1-1]とよく走っているのだが、今年は該当馬なし。ちなみに2キロ以上加増されていた馬はこれまで2頭いて5,10着。そこまでいくと重すぎるのか。

 3歳牝馬=51キロは[2-2-2-4]で回収率が・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

関連情報

新着コラム

コラムを探す