2018年10月23日(火) 12:00
展開は水モノで、常に想定外のものになってしまう……とお嘆きの競馬ファンは多いことだろう。中央の大レースは多頭数レースが中心ということもあり、乗っているジョッキーでさえコントロールできない方向へ展開が行ってしまうことも多い。
今年の天皇賞秋は完全な逃げ馬不在。過去5走(海外を走っていた馬は4走)まで振り返っても、初手から逃げていた馬は皆無で、後方から捲ったスワーヴリチャードの大阪杯と、暴走気味に先頭に立った日経賞のキセキがいるだけだ。
このような逃げ馬不在だとスローになりやすい→持続力勝負の馬(アルアインや、捉え方によってはレイデオロも)は不利、と想定しやすいのだが、過去の天皇賞秋を振り返ってみると・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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