2018年11月04日(日) 18:00
▲ムーニーバレーゴールドCの1コーナー
オーストラリアに滞在中のライター・大薮喬介さんが、11月6日(発走は日本時間の午後1時)に行われるメルボルンC(豪G1、フレミントン競馬場、芝3200m)に向けて、地元有力馬など“馬券に役立つ”現地情報をお届けします! (取材・文・撮影:大薮喬介)
10月27日のムーニーバレー競馬場は、コックスプレートを4連覇したウィンクス一色だったが、その1レース前にメルボルンCの前哨戦であるムーニーバレーゴールドC(豪G2、芝2500m、1着賞金30万豪ドル)が行われた。
優先出走権はないものの、2015年には同レースを2着したプリンスオブペンザンスが本番で優勝、2010年勝ち馬アメリケインもメルボルンCを優勝している。日本ではなじみのないレースだが、メルボルンC出走を確定している馬が、ここを叩き台に使うこともよくあり、本番へ向けて重要な一戦だ。
今年優勝したのは2番人気のベンチュラストーム(セ5、豪・D&Bヘイズ&T.デイバーニッグ厩舎)。好スタートを切って道中は内の3番手をキープ。3コーナー過ぎから外に出して進出を始め、4コーナーで先頭に立つとそのまま押し切って優勝した。勝ち時計は2分34秒37。
▲▼優勝したのは2番人気のベンチュラストーム
前々走のターンブルS(豪G1、芝2000m)で4着(勝ち馬はウィンクス)、前走のコーフィールドC(豪G1、芝2400m)を10着に敗れ、メルボルンCは除外対象だったため、連闘でここへ挑んできていた。
厩舎を共同経営している調教師の一人、D.ヘイズ師はレース後に、
「セン馬にして、ノドの手術もしました。去年と比べてまったく別の馬です。昨年は軽めの調教で調整していましたが、より厳しく鍛えることで才能を開花させてくれました。この馬について、だいぶわかってきたので、今後はもっと勝ってくれると思います。これでメルボルンCに出走できるでしょう。火曜日(メルボルンCの施行日)が待ちきれません」と胸を張って本番に挑むことを明言。
師の言う通り、翌日には出走権のボーダーライン(最大24頭)を突破。10月30日時点では、さらに18番目にランクアップしている(ハンデは54kg)。父がZoffanyで、父と同様に産駒もマイル前後で活躍している馬が多いだけに3200mへの不安説が出ているものの、D.ヘイズ師は2500m前後で好走しているため、あまり心配はしていないようだ。
ただ、共同経営者の一人である、息子のB.ヘイズ調教師はベンチュラストームよりも同門のジャーメー(セ5、豪・D&Bヘイズ&T.デイバーニッグ厩舎)に期待している様子。理由を聞いてみると、 ・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
netkeiba特派員「netkeiba海外競馬通信」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
netkeiba特派員
専属特派員による現地からの最新情報や、著名人によるレース展望・レポートなど、日本馬出走の海外ビッグレース情報をどこよりも詳しく、より早くお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。
コラム
史上初めてとなる女性の優勝騎手誕生となった メルボルンカップ回顧
ニュース
【メルボルンC】サウンドチェック陣営「今度は鼻帯とハミを替えて挑みます」
【メルボルンC】ヴァンジュールマスク陣営「コーフィールドCで後ろから伸びた馬はチャンスがあると思います」
【岩田康誠×藤岡佑介】第4回『石橋脩騎手に浜中俊騎手も…! 岩田騎手に救われた後輩たち』
【メルボルンC】最有力候補ユカタンの鞍上は自信満々
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。