【最速JBC回顧】ラビットラン2着「こんなに悔しいことはないよ」

2018年11月04日(日) 20:00

ミルコ騎手最速レース回顧

▲JBCレディスクラシックも激しい叩き合いの末、僅差で2着 (C)netkeiba.com

開催終了直後にミルコ騎手が自身のレースを振り返る当コーナー。今週ピックアップするレースは、土曜の京王杯2歳Sと日曜のJBCレディスクラシック。どちらも2着に、「こんなに悔しいことはないよ」とミルコ騎手。悔しさを爆発させます。

(※その他、ミルコ騎手が当週のレースへの手応えを語る「今週の手応え」、マネージャーさんが素顔のミルコ騎手を激写する「ミルスタ」、新サービス『週刊netkeiba』オリジナルコンテンツとなります)

絶対にリベンジする、絶対にいっぱい勝つ

 Ciao Mi Chiamo ミルコです!

 今週のレース説明は、京王杯2歳ステークスにJBCレディスクラシック。

 ハナ差、アタマ差で負けた。もう本当に悔しい。

 もう本当に本当に悔しい。

 負けるのが大嫌いなのに、更にあと少しと言うのが更に悔しさを倍増させる。

ミルコ騎手最速レース回顧

▲惜しくもファンタジストをハナ差捕らえきれず

 京王杯2歳ステークスでは、スタート後に隣の馬に挟まれる形になって、後ろからの競馬になってしまった。もともとスタートは苦手な馬だけど、今回はいつもよりも出た。これも関係する皆様が練習してくれたおかげ。

 そして、後ろからの競馬になった時には、この馬の末脚にかけようと思った。瞬発力がすごい馬だし、きっと大丈夫と思っていたけどペースが普通のレースに比べるとかなり遅くなってしまった。

 そのうえ、スタートでバンプ(衝突)されたこともあり、少し折り合いを欠いてしまったのがいたかった。直線ではこれでもいけると思ったけど、勝ち馬が思っていた以上に強かった。

 でもアウィルアウェイも負けていなかったと思う。今回は展開のアヤもあったけど、本当に悔しい結果だった。

ミルコ騎手最速レース回顧

▲今回は展開のアヤもあったけど、本当に悔しい結果だった(撮影:下野雄規)

 そして、JBCレディスクラシックのラビットランでは、スタート後、ある程度考えていたレースになったと思う。ポジションとしても思っていたより少し後ろになったとはいえ、リラックスさせることが出来たし、これならと思った。

 ただ、3コーナーから内の典さんの手応えが抜群に見えた。ここは早めに勝負をかけて、レースを僕のものにしなくてはと思っていたんだけど、4コーナーでは押し出される形となり、直線の併せでは負けてしまった。

ミルコ騎手最速レース回顧

▲直線の併せでは負けてしまったJBCレディスクラシック

 信じてくれたファンのみんなや関係者の皆様、本当に申し訳ございませんでした。最近は僅差で負けて勝って、また負けて。

 こんなに悔しいことはないよ。絶対にリベンジする。絶対にいっぱい勝つ。悔しいまま引き下がれない。

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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