距離短縮組の成績低下/マイルCS

2018年11月13日(火) 12:00

マイルが上限の馬は苦戦することもあったが…

 1984年の距離体系整備以降、マイル路線というのはひとつの路線として整備されてきたはずだが、それでも中距離路線のほうが選手層が厚いという傾向はあった。

 マイルCSにおいては天皇賞秋や毎日王冠から距離短縮で来る組のほうが結果も出ていたし、逆にマイルが距離の上限という馬は苦戦することもけっこうあった。本来トライアル的な存在であるスワンS組が本番に結びついていなかったのも、スワンSがスプリント寄りのレース(いまはそうでもなくなっている)であるから、というのが筆者の解釈であった。

 しかしここ数年その傾向が・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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