大種牡馬ノーザンダンサーの「血は生きている」/マイルCS

2018年11月17日(土) 18:00

やがては中距離もこなしてくれる、そういう未来に期待したい

 東京1600mにコースレコードタイの1分31秒3(今春の安田記念1着)、京都1600mにはコースレコードと0秒2差の1分31秒5(今春のマイラーズC2着)がある4歳モズアスコット(父フランケル)は、ここまでキャリア12戦だけ。マイル戦も【3-1-0-0】。まだこれからさらにパワーアップするだろう。ここまでの全5勝はマイル以下だが、15年の勝ち馬モーリスや、父フランケルのように、やがて2000mもこなしてくれる可能性が高い。そういう未来に期待したい。

 尻が大きく映る腰回りの強調された身体つきは、父フランケル(その父ガリレオ)も、母の父ヘネシー(その父ストームキャット)にも共通する体型だが、このモズアスコットは、父フランケルも、その母の父デインヒルも、一方で母方の父ヘネシーも、3代母の父ニジンスキーも「ノーザンダンサー直父系の種牡馬」なので、血統図にするとノーザンダンサーの「4×5×5×5」となる。

 ダイヤモンドにも例えられた20世紀最大の種牡馬ノーザンダンサー・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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