【京阪杯】セクレタリアト≒サーゲイロードとテスコボーイに注

2018年11月18日(日) 18:00

ダノンスマッシュ

▲血統からは京都でも推せるダノンスマッシュ (c)netkeiba.com

これといった血統的な傾向が掴みにくいレースだが、17年16年と連覇したネロはセクレタリアト=ザブライドの全きょうだいクロス5×4。15年勝ち馬サトノルパンはサーゲイロード6×5。セクレタリアトとサーゲイロードは3/4同血の兄弟だが、この系統のクロスを持つ馬には注意したい。京都向きの柔らかさと軽さのある血だ。他では京都芝の重賞らしくテスコボーイ〜プリンスリーギフト系の血を引く馬も上位を賑わせている。(解説:望田潤)

アンヴァル

 オールザゴーの半妹で、母アルーリングボイスはファンタジーSと小倉2歳S勝ち。母母アルーリングアクトは小倉3歳S(現2歳S)勝ち。ロードカナロア×フレンチデピュティの配合は両者のウォーレリック≒エイトサーティ的パワーを増幅するから、時計や上がりが速すぎると辛いのかもしれない。オパールSのような1分8秒台の決着ならばここも出番はありそうだ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース○

キングハート

 ラブカンプーの半兄で、母ラブハートもJRA4勝と芝短距離で活躍した。オレハマッテルゼ×マイネルラヴというスプリンター×スプリンターの配合のスプリンター。母系に気難しいヴェイグリーノーブルの血が入るので馬群を嫌うところがあり、妹は逃げ馬だが兄は直線大外に持ち出すとよく伸びる。スワンSはHペース先行が裏目に出たが、ここは大外一気でハマる展開になるかどうか。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

ダイアナヘイロー・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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