2018年12月10日(月) 18:00
中央5勝馬でオープンレースを中心に走ってきたモズライジン(栗東・矢作芳人厩舎⇒大井・松浦裕之厩舎)。今年2月21日の金盃(大井・2600m)では柏木健宏騎手が手綱を取り5着になったものの、それ以降はレースで走っていません。繋靭帯の違和感により、お休みしていたそうです。
福島県にあるテンコー・トレーニングセンターで休養し、11月上旬に大井競馬場へ帰厩。南関競馬の場合、半年以上休んでいる馬は調教試験に合格しなければレースで走ることはできません。12月7日に実施された調教試験に笹川翼騎手を背にして無事に合格し、今はレースを待つばかりとなりました。
「来年は7歳ですが、今も元気はいっぱいですし、体にはハリがあって若々しいですよ」と松浦調教師。
私が厩舎におじゃましたのは、ナイター競馬中の後半レースの時間帯だったのですが、乾草の入った袋に首を突っ込んで、ず〜っと食べっぱなし。「顔、なかなか上げないね?(苦笑)」と回りにいた人たちとほほ笑んでしまいました。
乾草を食べている時のモズライジンは、夢中になりすぎて、なかなか顔を上げてくれません(笑)
それだけ食欲旺盛なタイプで、真夜中の誰もいない中にいても、『お替わりくれ〜!』と、空っぽになった乾草の袋を振り回して、厩舎の上に住んでいる人に催促するそうです(笑)。
お顔を撮らせてもらいたいなぁと思って待機していたら、何とかちょこっと顔を上げてくれました
今後は12月25日の金盃トライアル(大井・2600m)か、1月3日の報知オールスターカップ(川崎・2100m)から、始動を予定しているそうです。
「このまま順調に進めていって、来年は重賞を取らせてあげたいです。この馬はいつもお世話になっている矢作先生から引き継がせて頂いたので、矢作先生への恩返しもしたいです」(松浦調教師)。
12月9日、中山競馬場で行われたカペラSに参戦したキタサンミカヅキ(美浦・古賀史生厩舎⇒船橋・佐藤賢二厩舎)。森泰斗騎手を背に、ただ1頭58キロを背負った8歳の最年長は、優勝したコパノキッキングに0.2秒差の3着。結果は本当に惜しかったのですが、どんな状況でも高いレベルで走り続けている姿は本当に立派です。すばらしいと思います!
コンビを組んだ森騎手に改めてお話しを伺いました。
「道中もうまくさばけたし、僕のやるべきことはできたかなと自分では思っています。勝てる手応えだったので、(交わすのは)逃げ馬だけだと思っていたら、外から一気に(コパノキッキングに)来られました。強かったですね。ミカヅキもよく走っているし頑張っています。えらい馬です」(森騎手)。
森騎手はミカヅキをいっぱい褒めていました。
陣営としても、何とかミカヅキに中央のタイトルを取らせたいという思いもあるので、またどんなレースに挑戦していくのか楽しみです。
レース翌日のキタサンミカヅキは、大好きなネイルアンドリングの隣で、のんびりと過ごしていました。
レース翌日のキタサンミカヅキ。穏やかな表情をしていました
次回は12月24日(月・祝)にお会いしましょう!
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
プロフィール
モズライジンの全成績と掲示板
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