有力馬が外枠に集中した有馬記念、各馬の対応に注目

2018年12月21日(金) 18:00

先行馬キセキは外枠 この不利にどう挑戦するか

 平成最後の有馬記念、1番人気が予想されるのはレイデオロだ。ジャパンカップをパスしたことについては賛否あるだろうが、そのぶんここで状態面の余裕があることは確実。4歳秋の充実期で前走天皇賞勝ち。枠はやや外だが、差しに構えるならば大きな問題にならないだろう。一番嫌な展開は超スローからの上がり勝負だが、キセキがいる今回はその形にはならないと見る。

 キセキは、先行馬としてかなり不利な外枠を引いてしまった。ダイワスカーレットが克服した事例はあるが、外枠から先行というのは有馬記念ではかなり厳しい形。かといってすぐ壁ができるわけでもない枠から押さえを効かせていくのは相当に難しい。仮にそれができるとしても、・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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