秘めるポテンシャル、可能性を想像できない逸材/ホープフルS

2018年12月29日(土) 18:00

他馬とは爆発するスピードが違う

 人気の有力馬が先行体勢を取って、3コーナー過ぎまで好位の2-5番手。お互いの動きを牽制する形のスローになり(前半1000m通過62秒5)、有力馬がそのまま4コーナーにさしかかる時点では、みんな余力十分。だれも止まる流れではない。

 伏兵の動向にも注目しようと、進出しかかっていたヴァンドギャルド(父ディープインパクト)、まくり気味に大外に回ったジャストアジゴロ(父ノヴェリスト)、出負けして後方追走のキングリスティア(父ベルシャザール)にも焦点を合わせた。

 しかし、見込みは薄そうなので、双眼鏡を2-3番手から抜け出しているはずのサートゥルナーリア(父ロードカナロア)に向けて驚いた。身をかがめて見ていたせいか、粘るコスモカレンドゥラ(父ノヴェリスト)、その横にアドマイヤジャスタ(父ジャスタウェイ)、ヴィクトワールピサ産駒のブレイキングドーン、ヒルノダカール。そして外からジャストアジゴロ(父ノヴェリスト)が並びかけようとしているのに、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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