2019年01月07日(月) 18:00
2019年のリスタートが始まります。今年も南関で再出発した元中央所属馬たちをクローズアップし、頑張っている姿をお届けしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
個人的なことを言わせて頂くと、私は東北楽天ゴールデンイーグルスファンなのですが、今年の楽天シーズンスローガンが、『RESTART!日本一の東北へ』に決まりました。同じネーミングって、これも何かの縁かしら?と、勝手に喜んでいる今日この頃です(笑)。
新年早々、中央からやって来た大物さんが、地力の違いを見せつけました。美浦の堀宣行厩舎所属だったゴールデンバローズ。中央時代は、ヒヤシンスSを優勝し、UAEダービーも3着。
南関では大井のリーディング・藤田輝信厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいます。
初戦は1月4日の大師オープン(川崎・1600m)で、約3か月半ぶりの実戦になりました(2番人気)。パドックで歩く姿は、堂々と雄大に周回していて、オーラたっぷりでさすがの雰囲気。
パドックではゆったりと雄大に周回していた姿が印象的でした。馬体重は530キロ(-6キロ)
レースは、吉原寛人騎手を背に、道中は中団外目を追走。「返し馬の感じから折り合いも気になって、初コースだったので小回りのコーナーの入りも怖くて、そこだけはゆっくり入りました。ハミをいじり出しても何とか我慢してくれていたので、これなら折り合いも大丈夫だなと」(吉原騎手)。
3〜4コーナーで外からグンと上がっていくと、最後の直線では快調に逃げていた御神本訓史騎手騎乗の1番人気ラブミークンを、1馬身半差交わしたところがゴール。
ゴールデンバローズは逃げていたラブミークンを1馬身半差交わし、約1年半ぶりの勝利
ラブミークンの御神本騎手も、「伸びているけど……」と言いながら引き返して、改めてゴールデンバローズの底力を見せつけられました。ゴールデンバローズ自身は2017年5月の立夏S(1600万下)以来の優勝。
「ラブミークンも強い馬なので、首の上げ下げのような決着になるかなと思っていましたが、スーッと抜いてくれました。まだ脚も余裕があって、伸びている馬を交わすのは、相当すごいと思います。地方のダートも合うし、明け7歳ですが筋肉も若いです。馬の気分もよくなって、もっと良化していってくれれば」(吉原騎手)。
レース後に引き返してきた時の表情。これからどんな南関生活を歩んでいくことになるのでしょうか
この後は2月20日の報知グランプリカップ(船橋・1800m)や、3月6日のフジノウェーブ記念(大井・1400m)を視野に入れていくそうです。
「強気で乗って勝てたので改めてすごい馬だなぁと思いました。7歳でも数を使っていないので体は問題ありませんが、気持ちの部分で一番いい頃に戻せるようにしてあげたいです」(藤田調教師)。
ゴールデンバローズが、これからどんな南関生活を歩んでいくことになるのでしょうか!
次回は1月21日(月)にお会いしましょう!
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
プロフィール
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