重賞初挑戦に向け自己ベストを2回更新した馬は!? 両G2有力馬の追い切り診断

2019年01月17日(木) 18:00

休み明けやリピーターのなかには、実戦で変わりそうな馬も

 先週の日経新春杯。◎アフリカンゴールドは9日の最終追い切りでの動きは芳しくなかったものの、11日の調整を見て、大丈夫と判断しました。ところがレース当日はいつも以上にテンションが高く、レースでは馬込みのプレッシャーに押しつぶされたとのこと。普段から1頭で調整している馬にとって、レースで他馬から受けるプレッシャーは相当なのでしょう。

 というよりも、そんな気配を見せた最終追いを見過ごしての本命。今回は反省しかない印ですし、参考にしてくださった方には申し訳ありませんでした。この経験を糧にして、次の予想に繋げていきたいですし、モズアトラクションのように最終追い切りを見たからこそ本命を打てたというパターンもあるだけに、今週も自信を持って、ウマい馬券の◎を打っていきたいと思います。

【AJCC/ダンビュライト】

 昨年も年末の阪神開催からのローテーションでしたが、今年の方が少しだけ余裕がある間隔。その分、今回は中間にノーザンFしがらきでの放牧を挟んでいます。帰厩してから順調に追い切りを消化しており、1月9日には4F51.2秒の1週前追い切り。ここで併せ馬にも大きく先着しています。

 最終追い切りは昨年と同じサンライズノヴァとの併せ馬。追いかけた分、最後は劣勢に見えますが、これは昨年と同じ。昨年よりも4F時計は遅くなりましたが、2Fが25秒を切っていれば、好走時の追い切りと判断してよいでしょう。あとは馬券を組み立てる上でどんな評価をするかというだけ。

ダンビュライト

馬券には絡む確率が高そうなダンビュライト(1月8日撮影)

【AJCC/ステイインシアトル】

 1週前追い切りをトレセンニュースで・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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