期待馬から実力馬へ、本物感が増す注目馬/東京新聞杯

2019年02月04日(月) 18:00

一戦ごとにさらなる成長を遂げるだろう

 4歳の上がり馬インディチャンプ(父ステイゴールド)の鮮やかな初重賞制覇だった。3歳春にGIII毎日杯1800mをブラストワンピースの小差3着、GIIIアーリントンC1600mでは今回も対戦したタワーオブロンドン(父レイヴンズパス)の4着になった注目馬。上がり馬というより、期待馬がようやく本物になってきたというべきだが、直線一気を決めた前回の元町Sといい、今回のレースレコード1分31秒9の内容といい、この急上昇でGI安田記念の有力馬となった。

 まだ今回が8戦目【5-1-1-1】。体つきも、チャカつく仕草(少し出負け)などいかにも若い印象を与えるから、これから一戦ごとに上昇するだろう。道中、巧みに馬群をさばきながらロスのないインを追走。直線もスムーズに抜けた福永祐一騎手の好騎乗も光った。着差は半馬身でも、前半の追い上げで脚を使っているから完勝といっていい。

 2、3歳馬限定のマイル戦以下の重賞を別にすると、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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