2019年02月17日(日) 18:00
コーナー4つの内回り1800mだから、ウインブライト(ステイゴールド×アドマイヤコジーン)、ネオリアリズム(ネオユニヴァース×メドウレイク)、ヌーヴォレコルト(ハーツクライ×スピニングワールド)と、「中距離×マイラー」の先行力や機動力が活きる舞台。キングマンボやスピニングワールドなどヌレイエフ系のマイラーの血を引く馬の好走も目立つ。16年は父キングカメハメハと母父エルコンドルパサーと母母キングマンボ全妹で1〜3着を独占した。(解説:望田潤)
エポカドーロ
母ダイワパッションはフィリーズレビュー勝ち馬。そこにオルフェーヴルで「中距離×マイラー」の配合形だから先行脚質に出たのは順当といえる。ラッキーライラックの母父フラワーアレイもフォーティナイナー系だ。母方の影響も強い体つきで、スローなら2400mにも対応したが最適距離は1800〜2000mだろう。中山1800mはベストコースと言ってもいい舞台だから、正攻法で押し切りを狙う。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ステルヴィオ
クランエンブレムの甥でタカオルビーのイトコ。母ラルケットはクイーンC3着。4代母スイートコンコルドはシンボリルドルフの全妹にあたる。カナロア産駒でヌレイエフ≒フェアリーキングの3/4同血クロスという好配合。母は1600〜1800mベストだったが、本馬も最も斬れるのはそのあたりか。脚長で大箱ベターのストライドで走るので、中山内回りでマイルCSと同等の末脚を繰り出せるかどうかだろう。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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