2019年02月20日(水) 18:00
今年最初のJRAでのG1は武豊騎手騎乗のインティが1番人気に応えての勝利。2着ゴールドドリームですから、結果としては平穏。終わってみれば「やっぱり」という結果で納得ですが、◎サンライズノヴァを信じてくださった皆様には大変申し訳なかったです。
馬体重に関しては、数字上では絞れていなくても大丈夫と思いましたが、レースぶりは前走となんら変わっていません。あそこから脚を使えないのですから、馬自身に問題があるとしか思えませんよね。レース当日は小倉競馬場でのイベントで場内では「ノヴァ、買いますね」とたくさんの方に声をかけていただいたのに、本当にごめんなさい。
でもひとつの結果に一喜一憂できないのが自分の仕事。今週の中山記念では、また「やっぱり」という結果になるかも知れませんが、印としては攻めた打ち方を考えています。ここは自分自身にも、本命を打つ(予定)馬にも結果が欲しいところですが、果たしてどうなりますやら。そして阪急杯は本命の検討すらつかない難解な一戦。こちらは週末まで頭を悩ませることになります。
【中山記念/ディアドラ】
4歳の昨年はJRAで3戦。夏と秋は1着でしたが、2月の京都記念は6着。重い馬場や距離といった敗因はあるかも知れませんが、個人的には状態もひと息だったという認識です。それと比較すると、調教内容的には当時とあまり変わりませんが、動き自体に迫力があります。
それを実感したのは1週前追い切り。CWでの単走でしたが、道中からスゴイ行きっぷりで、どうにも止まらないといった感じ。これは引っかかっているわけではなく、パワーがありすぎてスピードが出ている感じでした。だから最後まで止まることはなかったですし、6F時計は楽々と自己ベストを更新する数字。その分、最終追い切りは坂路で遅めの全体時計4F55.5秒でしたが、これで十分でしょう。
1週前追い切りは迫力満点だったディアドラ(2月13日撮影)
【中山記念/エポカドーロ】
今回の追い切り初日が1月20日。レースの1ヶ月ちょっと前なので、早すぎず遅すぎずといった感じ。だからこそ、時計の出し方もゆっくりからじわじわと速くしていく感じで、少しずつ状態が上がっているのかなという感じでした。 ・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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