【フィリーズレビュー】フルゲートの前傾ラップで差し優勢 先行馬はテーストの血で踏ん張る

2019年03月03日(日) 18:00

短距離で賞金を稼いできた馬は外1600のチューリップ賞より内1400のこちらを狙ってくることが多いから、例年フルゲート18頭でかなりの前傾ラップで流れ、結果差し追い込み優勢な傾向。ここ5年の連対馬10頭のうち、4角で5番手より前にいたのは3頭だけだ。前々で踏ん張った馬は、ソルヴェイグ(父ダイワメジャー)、ベルカント(父サクラバクシンオー)、ムーンエクスプレス(母父メジロライアン)とノーザンテーストの血を引くことが多い。(解説:望田潤)

アウィルアウェイ

 母母トキオリアリティーは直仔や孫に活躍馬が続出する名繁殖。本馬はインディチャンプの3/4妹で、リアルインパクトやネオリアリズムやアイルラヴァゲインの姪で、アンフィトリテやアペルトゥーラのイトコにあたる。この牝系は牝馬は専ら短距離でスピードとパワーを発揮するが、本馬も見た目にこの1400mがベストだろう。牝系特有のピッチ走法なので阪神内回りでも鋭く差せるだろう。

距離◎ スピード○ 底力◎ コース○

エイティーンガール

 母母センターライジングは現フローラS勝ち馬で、その母ダイナオレンジは新潟記念勝ち馬で子孫に・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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