誠実な逃げ馬は、いずれどこかで大仕事を/丹下日出夫のPOG手帖

2019年03月25日(月) 20:01

クラシックホースを探せ!

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『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全3歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 今週は毎日杯から。完成度の高さから目にかけていた丹下の期待に応えるように、洗練されたラップで逃げ切りを見せたランスオブプラーナ、全兄マカヒキの一生懸命さを彷彿とさせるウーリリなど、キャリアの浅いなかで素質を見せ、今後大成しそうな匂いを漂わせる馬達をピックアップしていきます。(※評価はS〜Eの6段階)

ランスオブプラーナ(牡・ケープブランコ×マイプラーナ)

■23日(土):阪神11R・毎日杯(GIII)/芝1800m/1分47秒2

 新馬デビューは中京・芝1400m(2着)、二戦目の阪神1400mで未勝利勝ち。きさらぎ賞は、逃げ粘って0秒4差の3着。段階を踏み距離や戦法を錬磨。前回のアルメリア賞は、1000m通過・1分0秒7のスローに落とし、ラスト3Fは11秒4-11秒1-11秒9でフィニッシュ、走破タイムは1分47秒5。レース構成は密、完成度は相当高い。

 毎日杯も前回の雰囲気をそのまま保っているが、さて上積みはどうか。しかし相手は1勝級。キャリアや折り合い、脚の使いどころに課題を抱えている馬ばかり。1000m通過・1分0秒7という流れは、アルメリア賞とまったく同じ。上がりは11秒2-11秒2-11秒9(3Fは34秒3)、走破タイムは1分47秒2と、前走のビデオを再生しているかのよう。誠実な逃げ馬には、時に大きなご褒美がある。
 
 クラシックでの勝ち負けはともかく、何かしらの使命や役割を負う、逃げ馬になるのかもしれない。

 クビ差2着はウーリリ、上がりは34秒0。全兄マカヒキとは体型や心持など微妙な違いがあるが、・・・

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