2019年03月31日(日) 18:02
▲桜花賞制覇を狙う、開業4年目の若き指揮官・斉藤崇史調教師 (C)netkeiba.com
クイーンCを勝利したクロノジェネシス。これまで4戦3勝2着1回、その2着はGIの阪神JF。勝ち馬はダノンファンタジー。「全力と全力でぶつかったわけですから相手を称えるべき」そう振り返った斉藤師。そして、「逆転するためにはどうするべきかを考えて取り組んできました」と語ります。クイーンCから桜花賞という、こだわりのローテーション。開業4年目の若き指揮官が淡々と冷静に、しかし熱く、GIへの意気込みを語ります。
(取材・文=不破由妃子)
──今年初戦のクイーンCを快勝。まずはクイーンCからの始動を決めた理由について教えてください。
斉藤 一戦一戦、一生懸命に走る馬なので、2歳時は一度使ったことによる消耗が大きかったんです。なので、暮れのGIが終わった段階でノーザンファームさんと「次はどうしましょうか」という話になったときに、「桜花賞に直行するか、一度叩くのであれば、クイーンCかきさらぎ賞がいいです」と僕の希望をお伝えして。それで、じゃあクイーンCにということになりました。
──最後は手綱を抑えての勝利。力強さと瞬発力に磨きがかかった印象がありました。
斉藤 前哨戦なので、本番を考えた仕上げをするつもりではいたんですけど、それにしてももう少し動ける状態まで仕上げるつもりだったんです。でも、僕のミスでそこまで持っていけなくて。だから、競馬の前は少し不安がありましたが、そんな状況でもしっかり走ってくれましたからね。
──そうだったんですね。1、2本足りないかなという状態で使ったことによる反動は?
斉藤 なかったです。むしろ、レース後の感じとしては、クイーンCのあとが一番よかったくらいで。
──北村友一騎手いわく、クイーンCはそれまでと違って少しゲートから出していったとのことですが、その狙いと成果についてはどう感じてらっしゃいますか?・・・
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